自然学校発寒は、野外活動とソーシャルスキルトレーニングを有効に組み合わせて活動します。便利な日常生活を離れて不便な環境とも言える野外でのあそびの中では、子どもが周りの人に自分の気持ちを伝えたくなる機会が増えます。かわいいお花を見つけたり、きれいな落ち葉を拾った時には、うれしくて周りの人に知らせたいという欲求が生まれやすく、それにスタッフが気づいて同調し、違うお花を見つけたり、別の落ち葉を拾ったりして見せ合ったり貸し借りしたりするシーンがよくあり、そこからコミュニケーションが生まれます。うれしい気持ちの共感や楽しくなかったり困ったりした時の意思表示など、自然な流れで人との関わりを学ぶ事ができるのです。野外はコミュニケーション力の向上に最良の場と言えると思います。